釣りに興味のある皆様であれば、TV等でカジキ釣りを見たことがあると思います。大きなのは500〜600sという魚体です。きっと牛くらいだと思います。そんな大きな魚を一本の糸で釣るなどというと強烈に太くて強い糸を使って釣っているのだと思っていませんか?
 実はそんなに太い糸は使っていないのです。僕もカジキ釣りをしますが、いつも50lbsライン(概ね14号です)で釣っています。それでも400s位のを掛けてもそんなに強烈ではありません。しかも僕はファイティング・チェアーを使わない、いわゆる“スタンドアップスタイル”です。
 その理由はカジキの習性と道具にあります。カジキの場合、掛かった後、まず根に入ることはありません。水面近くを物凄いスピードで走り回るだけで、時折(特に大物は)潜ることはあっても、カジキが根に入ったということは聞きません。よって掛かったら思う存分(ウォータープレッシャーを考えながら)糸を出せるのです。よってリールにはラインキャパが多くて、ドラグ性能の良い物を使い、ドラグ値を低く(50lbsの場合は概ね6〜8s)設定しておくのです。つまりバックラッシュ等の異常が無ければ、竿には6〜8s以上のテンションは懸からないのです。その上船はカジキを追いかけて、少しでも間を詰めてくれるので、カジキの強烈なパワーは船とリールによって吸収されてしまうのです。よって、カジキが潜らなければ、船とリールという最強兵器、及び時間を充分に使ってカジキの体力を奪い、そして釣り上げるのです。
 ところが磯釣りではそういうわけには行きません。船ではないので魚に近づくこともできません。あくまで魚を寄せて来なくてはならないのです。しかも糸を出したらそこいら中に突き出している根に糸がこすれて切れてしまいます。よって、極力魚を走らせないようにして瀬ズレを防がなければなりません。よってリールのドラグは極力上げて糸が出ないようにして、魚を何とか押さえ込む必要があるのです。そのときの体感はカジキよりも数十倍強力であり、数十sの魚でさえ竿を手で支えることは不可能です。何かしら竿を支える工夫をして釣らなければならないのです
 船でカジキなら300sくらいは道糸14号ナイロンで簡単に釣れるのに、磯の大物は100号以上の道糸でも難儀し、日本では未だに100sオーバーを釣った人はいません(クエ・ロウニンアジの話ですが)。ですから目指せ100sなのです。つまりは運に相当左右される釣りだと思われます。
 僕たちは漁師ではありません。そりゃ釣れた方が良いに決まっていますが、釣れなくったってそれが次の釣りにつながります。今までの経験からしても、思い出に残っている釣行は首尾よくいったときよりも、苦戦したときの方が多いです。『魚が欲しけりゃ築地に行け』とは僕の尊敬する大先輩の言葉。本当にその通りだと思います。プロによる最高の保存法を用いて運ばれた魚が近くで売られているのです。わざわざ遠くに行って糸を垂れるより確実に、しかも安く魚を手に入れられます。ムキにならずに純粋に魚釣りを楽しむ・・・・これを主眼においた場合、見知らぬ人と一緒になる乗合船では遠慮ばかりが多くて釣りに専念できないことが多々あります。
よって上記のこと(船釣りに比べて魚を捕るのが難しいことと、他人のことを考えずに釣りができること)から、のんびりと“釣り”という行為を楽しむには磯や防波堤が一番と考えたのです。
 よって基本的に磯釣りですが、最近ではもっと気楽に楽しめる防波堤釣りになってきています。防波堤といっても侮る無かれ、一昨年は同行者が17.7sのカンパチを釣り、大きすぎて上げられない魚はもう何十匹も掛けています。友人は『北朝鮮の工作潜水艦じゃない?』なんて馬鹿にしますが、実際にそこで大物竿を構えた人は必ずえらい目(?)に合ってます。僕もすでに竿を3回折られ、竿受けは数回破壊され、引きずり込まれそうになったのも数回。糸が切られたのは数知れず、最悪な時は魚に引かれてぎっくり腰に・・・。防波堤釣りっていってもこんな状態なので、正しく言えば“磯からの大物釣り”というよりは“岸からの大物釣り”と言った方が正しいような気がして来ています。
   基本的なことは読んでて面白くないし、他のサイトに結構書かれているのでそちらを参考にしてください。

磯からの大物釣り

なぜ磯から大物を釣るのか?

誠に申し訳ございませんが、ここに掲載されていた
 ・S.T Roop
 ・M.I ノット
 ・環付き鈎の結び方
 ・ワインド・オン・システム
 ・シーハンターの繋ぎ方
 ・眼通し
 ・ハカリ
 ・身に着けるもの
 ・釣行の準備
 ・飛行機対策
は、整理の都合上
 ・ヒラメ釣りの奥義
 ・DUEL 12 Speedyをより良くする
と共に他のページに移動させていただきました。

また、
 ・最強!堤防用竿受け
 ・釣行記
は容量の都合上、しばらくは割愛させていただきます。 

 

釣行準備・・・忘れ物をしないために
おすすめのパーキング(羽田)

あちこちのパーキングを使ってみましたが、管理人の一番のお気に入りのパーキングです。感じが良くて、安くて・・・・・。皆様も宿泊釣行の時には是非利用してみてください。